保護者との距離感
スポーツ教室の話です。
スポーツ教室を運営していく中で保護者に協力していただく場合があります。
保護者に協力をお願いする際には、注意しなければいけないことがあります。
それは、特定の保護者に集中して頼まないことです。
積極的に手伝ってくれる保護者の存在は、指導者にとってとても助かる反面、保護者の勘違いを起こす恐れがあるためです。
極端な例ではありますが、勘違いした保護者は指導者の代弁者のように振る舞うことがあり、そういう態度は、もっぱら指導者がいない場所で披露されています。
そうなってしまうと、勝手に練習会を企画したり、勝手な保護者間のルールを作ったりして自分に都合の良い体制を作られてしまい、次第に指導者を下に見るようになっていくことがあります。
こうなると教室運営に悪い影響が出てくるのです。
最もひどい場合、教室の乗っ取りをしようとした保護者がいました。
若手指導者を取り込んで自分が教室運営者に成り代わろうということのようでした。
こんな状況になるとスポーツ教室の運営を正常化するためには、大変な労力がかかります。
実際に私の教室では一度解散して、1からやり直しました。
保護者はとても熱心なので、生徒も試合などで、それなりの成績をのこします。
そうなると保護者は自分の子供は特別だと勘違いし、指導者が自分の子供を特別扱いしないことに不満を持つようになります。
このような状況にならないように教室運営は保護者に頼りすぎないことが大切です。
★今日の一言
甘い言葉には裏があるもんだねぇ